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不妊・不育・逆子・ED

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不妊症

不妊症とは

不妊症とは、結婚後正常な夫婦生活を続けたのに二年以上経過しても子宝に恵まれないことを言います。
そして、子どもが欲しいと願いながらも恵まれない夫婦は、七組に一組とも言われています。
不妊症の原因としては、おおまかに

  • 排卵時のホルモンバランスが崩れたことによる排卵障害
  • 子宮内膜症や性感染症などが原因による卵管の詰まり
  • 子宮に何らかの異常があるために受精卵が着床できない

といったものがあげられます。

西洋医学では
検査によって原因を見つけ、その原因を直接取り除く事が主な治療になります。
例えば、ホルモンの分泌が悪ければホルモン剤でその調節をし、排卵がなければ排卵誘発剤を処方します。
また、卵管が詰まっていれば通りを良くしたり、精子と卵子の結合がうまく行かなければ体外受精などの方法を選ぶことも可能です。

そして、意外に多いものが
検査で原因が分からない、ストレスが原因による「原因不明不妊」です。
原因は決してひとつではありません。一人で悩まず、パートナーとお互いに理解することが必要です。

東洋医学でみた不妊症

それに対し、東洋医学では原因を子宮や卵巣だけに求めません。

まず、体全体の状態を診ます。
なぜ子宮や卵巣が働きにくい状態になっているのか?その原因を考えるのです。

例えば、胃腸からの栄養がうまく届かないことで子宮の状態が悪くなっていたり、血行が悪いために子宮の状態が悪くなっているなどの場合、原因となる胃腸や血行というその人の体質的な弱点を治す治療を行います。

症状のあるところ、すなわち子宮や卵巣の状態やホルモン分泌だけを見るのではなく、子宮や卵巣を取り巻く「からだ全体」を見て行きます。
それによって、からだ全体を妊娠しやすいように整えていく、という方法なのです。

そのために、東洋医学ではその人の「体質」を見極めることが重要になります。
東洋医学では、患者さん一人一人の体質を見極め、それにあわせた治療を行うことが可能です。

だからこそ、原因不明でなかなか成果の出せないケースにも対処できるのです。

どんなことをするの?

前述したように、鍼灸治療では子宮・卵巣のみでなく、からだ全体の状態を見ます。

たとえば、虚弱体質で生殖機能を司る力が不足している場合や胃腸の調子が悪いために血行が悪くなり受精につながらない場合、ストレスにより子宮や卵巣の血行不良が起きている場合など、その人の体質や体の状態に合ったツボを選択し、鍼(はり)やお灸をしていきます。

三陰交(さんいんこう)

不妊症治療に使用する代表的なツボとして「三陰交(さんいんこう)」があります。
人の体にはいくつかの経絡(つぼの流れ)というものがあるのですが、三陰交は子宮の機能に関係する腎経(じんけい)・肝経(かんけい)・脾経(ひけい)の三つの経絡が交わるところであり、これらの機能を整える重要なツボなのです。

三陰交の場所は
「内くるぶしから指四本ぶん上、スネの内側で強く押さえると少し痛みを感じる部分」
です。

家庭ではここにお灸をすることをお勧めします。

クロミッドなどの排卵誘発剤を多用すればするほど体が薬に負けてしまい、結果として余計に妊娠しにくくなってしまいます。

自然に、そして安全に妊娠して子宝に恵まれましょう。

不育症

不育症とは

妊娠はするものの、流産・早死産を起こしてしまうことを不育と言い、それが3回以上続いた場合を不育症と言います。
原因としては、子宮の奇形などの形態異常が関係したり、血液凝固障害や膠原病(こうげんびょう)など、全身疾患が関係することもあります。
また、夫婦や胎児の染色体異常、男性側の感染症が原因であることもあります。
器質的な原因がない場合、基礎体温表に赤ちゃんが育ちにくい低体温等のグラフが現れます。

東洋医学的にみた不育症

東洋医学的に言うと、不育症は次の3つが主な原因とされています。

(1)腎(じん)の機能低下によるもの
腎とは、命の源となる力を蓄えているところであり、発育・生殖に大きく関わりがあります。
この働きを活性化させるツボを刺激することによって体のバランスを整えていき、赤ちゃんが育ちやすい環境を作ります。

(2)「冷え」によるもの
母体が冷えると、温度に敏感な胎児にとって大きな負担になってしまいます。
また、冷えにより血液循環が悪くなると、母体の血液から栄養をもらっている胎児に栄養が行かなくなってしまいます。
鍼灸治療には、冷えた部位のみを温めるだけでなく、身体を内側から温める力があります。

(3)ストレスによるもの
妊娠時はいろいろな事に対して敏感になりがちで、いつもよりストレスが溜まりやすい状態にあります。
それに加え、一度流産を経験した方にとっては不安も大きいものです。

心が不安定になると、母体だけではなく赤ちゃんの発育にも影響を及ぼします。
鍼灸治療には心を安定させる効果があり、ストレスの緩和にもつながります。

鍼灸治療

不育症の主な原因として上記の3つに分類されますが、またその方の体の状態により使うツボも変わります。
それによって、妊娠を維持する事のできる体作りをします。
また、妊娠時には、つわりや、便秘、腰痛などで悩む方が多くいらっしゃいますが、このような症状にも鍼灸治療が効果的です。
お腹の赤ちゃんのためにも薬に頼りすぎず、鍼灸治療で自分の体が持つ力を高め、体調を整えていきましょう。

逆子

逆子とは

「妊娠28週で逆子と診断されました」
「お腹の張り止めをもらったけど、動悸がするだけで治らないんです」
「妊娠8ヶ月、逆子体操しても治らなくて...」
「帝王切開は絶対イヤ!!」
「逆子の外回転術は恐くて」
このようなお悩みをお持ちの妊婦さんはいらっしゃいませんか?
妊娠8ヶ月前後で逆子がわかることはよくあります。
早期の赤ちゃんは逆子体操や張り止めの薬で治ることはありますが、30週を過ぎると自然に戻ることはまずありません。

逆子が治らない原因として、
・冷え性や緊張感からお腹の張りが強い
・一人目の赤ちゃんで子宮が硬い
・子宮の奇形
・子宮筋腫
・卵巣嚢腫
・前置胎盤や低置胎盤
・羊水の量が異常に多かったり少なかったりする羊水過多・過少
・臍帯が赤ちゃんに巻いている
などがあります。そして、その時のお腹は赤ちゃんにとって居心地の悪い状態なのです。

最近では、お腹の張りの原因となりことから逆子体操をすすめない産婦人科も増えてきている現実もあります。

ではなぜ逆子は良くないのか?
それは、逆子が赤ちゃんとお母さんの危険信号だからです。 お腹の状態がよくないから、赤ちゃんに危険が及ぶ恐れがあるから、赤ちゃんは、逆子の位置にいるのです。
逆子のまま出産を迎えると、
赤ちゃんの足のつま先や膝、つまり小さくてとがった部分で子宮口付近を圧迫しやすく、破水しやすいリスクがあります。
また、お腹も張りやすくなります。
一番大きい頭の部分が最後に出てくるので頭蓋内出血や新生児仮死の危険性が高くなります。
その際に、頭と産道で臍帯を挟んでしまい、酸素不足になりやすいために、頭の娩出に時間がかかると新生児の状態が悪くなってしまう、脳が酸欠状態になり、発達障害の危険性があるからです。
また、胎児の腕や肩が出てくるときに、鎖骨や上腕骨などの骨折、肩や腕、手指の神経マヒをおこしてしまう危険性も高くなります。

そんな逆子の状態を改善するために鍼灸治療が必要となります。
逆子体操でも、張り止めの薬でも、外回転術でもリスクが大きいです。
その点、鍼灸治療なら、安全に、安心して逆子を改善し、正常な体位に戻す可能性が高い治療法となります。
そして、近年問題となっている切迫早産の可能性も鍼灸治療なら改善できるとの研究結果もでてきています。

鍼灸治療で逆子が治る確率は、
妊娠8ヶ月目で90%、9ヶ月で80%、10ヶ月で74%
が、およその目安になります。

赤ちゃんには、とにかく時間がありません!

悩んでいる間にも赤ちゃんはどんどんと成長し、予定日前(妊娠37〜38週目頃)に帝王切開をしなければならなくなってしまいます。しかし、当日の術前検診で治るケースも何度かありました。逆子治療のタイムリミットは帝王切開当日ということです。
帝王切開を決断する前に、赤ちゃんのためにも、そしてご自身の体のためにも、あきらめず、鍼灸の逆子治療を試してみませんか?

逆子でお悩みの方は、お電話での相談だけでも結構ですので各治療院までぜひお気軽にお問い合わせください。
またメールによる逆子の相談も承っております。
日中に時間が取れずに電話による相談が難しい方も、ぜひお気軽にメールにてご相談下さい!

男性不妊 ( 勃起障害・勃起不全・インポテンツ・ED )

男性不妊(勃起障害・勃起不全・インポテンツ・ED)とは

「満足のいく性行為に十分な勃起を達成できない、もしくは維持できない」
ことである・・・1996年米国泌尿器学会

近年、生活環境の変化に伴い、
ストレス・喫煙・食べ過ぎ・飲酒・運動不足・糖尿病など
が原因で男性不妊の若年化が進んでいます。

男性不妊(勃起障害・勃起不全・インポテンツ・ED)の症状は
「勃起できない」「射精できない」だけではありません。
「性交回数が減った」「性的興奮が減った」も男性不妊の症状です。

男性不妊(勃起障害・勃起不全・インポテンツ・ED)の状況は
現在、日本国民の980万人が男性不妊を保有しており、
2000年の一般市民意識調査では
既婚男性の29,9%が男性不妊を自覚していました。・・・白井らによる

男性不妊(勃起障害・勃起不全・インポテンツ・ED)に対する鍼灸治療は
機能的な問題が原因なのか、精神的な問題が原因なのかによって治療方法を変えていきます。(例えば、勃起は海綿体組織の充血によって起こされますが、鍼灸治療で骨盤内の血流を改善させます。)
一時的な症状でしたら、1・2回の治療で回復しますが、残業や夜勤が多い(不規則な生活)・糖尿病を患っている・不整脈など循環器の疾患を持っているなどの場合、根気よく治療することが必要となります。

薬に頼りたくない、自信を取り戻したい、子供が欲しい方

自然治癒力を高める鍼灸治療をおすすめします。

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