名古屋市東区葵 鍼灸専門 はり師・きゅう師国家資格所有

難聴FAQ

トップ > 症状別Q&A > 難聴Q&A

「難聴・耳鳴り・めまい」が治らない。。。という方、いらっしゃいませんか?
難聴患者さんが鍼灸院へ来院される理由は、そのほとんどが「それまで通っていた病院でサジを投げられてしまったから」というものでした。
この場合でも、鍼灸治療で治るケースが少なくありません。

Q.突発性難聴とはどんな病気ですか?

突発性難聴とは「ある日、突然」片方の耳が聞こえなくなる耳の病気です。

Q.どんな症状が出ますか?

突発性難聴の症状として、ある日「突然」片方の耳が聞こえなくなる、そして、耳鳴りやめまい、自分の声が反響して聞こえる補充現象というものが現れます。
このような症状には個人差があり、難聴だけの人、めまいを伴う人など様々です。

Q.突発性難聴になる原因は何ですか?

原因不明の病気、難聴とも言われていますが、肩こりやストレス、睡眠不足、帯状疱疹(たいじょうほうしん)などで耳に関係する器官の血流障害が起こるために発症します。

Q.突発性難聴は治りますか?

西洋医学では、発症してから4ヶ月で聴力固定、全快は約1/3と言われています。
しかし、東洋医学(鍼灸治療)では前述の聴力固定後の時期以降に来院される患者さんが大半ですが、聴力の回復、または聞こえやすさは変化する可能性は充分にあります。
前述のように、関連する肩などの血流を改善するだけでも耳の機能が正常に働き、聞こえや平衡感覚が改善するのです。

Q.突発性難聴と中耳炎は違いますか?

耳の構造は、耳かきなどで耳掃除ができる鼓膜までの外耳(がいじ)、鼓膜から内側の中耳(ちゅうじ)、そしてさらに奥の内耳(ないじ)があります。
中耳炎の場合、この中耳が侵されます。
突発性難聴はその奥にある内耳の病気です。
この内耳には平衡感覚を司っている三半規管と音を感知する蝸牛(かぎゅう)があるため、めまいや難聴の症状が現れます。

Q.病院ではどんな治療をしますか?

病院での治療は、入院または通院してステロイド(ホルモン剤)点滴を2週間ほど続けます。
同時に、メチコバールなどのビタミン剤の摂取や鼓膜の奥に直接ステロイドを注射したり、高気圧酸素療法を行います。

Q.鍼灸院での治療はどんな治療をしますか?

鍼灸院での難聴治療は、耳自体の血流改善を目的とした耳の周囲にある難聴に効果的なツボに鍼(はり)をします。
同時に、難聴になった原因を探り、その原因(生活環境など)で影響が出ている体の部分を改善する鍼をします。
例えば、夜勤が多い人は寝不足が原因で貧血気味になり、頭部や耳の周囲にうまく血流が回らないため難聴を引き起こすことがあります。
この場合は頭、全身に血液が行き渡るように血液を補う治療、ツボの選択をします。

 画像の説明   画像の説明
  耳の周囲のツボ:耳門、聴宮、聴会        頭部のツボ:天柱、完骨

Q.難聴は1〜2回の治療で治りますか?

症状や程度によって人それぞれです。
発症してからの経過、症状によっては1回の治療でかなり回復する人もいらっしゃいます。
しかし、大半の人は少し時間がかかります。
治療により一時的に回復したとしても、帰宅して難聴を引き起こした元の生活環境に戻ることにより、回復した部分も少しずつ治療前の状態に戻ってしまうからです。
根本的な治療としては、その日の疲れやストレスを解消し、生活習慣を見直しながら病気の治療をしていかなければなりません。
生活習慣への依存度が高い原因の場合は治療院での治療だけでは一度に改善しきれない部分もあるため、治療に時間がかかってしまうのです。

Q.難聴の治療期間中にプールで水泳をやってもいいですか?

海やプールでの水泳は特に問題ありません。
ただし、注意事項が二点あります。
一点目は、水泳の後に耳の中に水を残さないこと。そして、二点目は水泳後の耳掃除の際に耳の中を強く擦りすぎないことです。
注意事項さえ守れば、難聴治療中だからといって水泳を控える理由はありません。
健康のためにも、できるだけ運動をするようにしましょう!

Q.病院で治療しながら鍼(はり)治療をしてもいいですか?

病院での治療と平行して鍼治療を行っても、全く問題ありません。
病院の前に直接鍼灸院へ来院される患者さんも少なくありませんが、その方の場合は数ヶ月単位で聴力検査を行い、現在の状態を患者さんに見える形で確認してもらっています。

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional